令和4年予備試験論文式試験を受けて

ちょうど、論文試験を受けて1週間が経過した。再現答案の着手にモチベが上がらず、だらだらと過ごしてしまった。実務基礎科目の再現答案が残っているが、刑事実務はノー勉で挑んだため再現価値がないだろう。民事実務は今日中に頑張って作成しよう。

感想としては、以下の3つ。全部分かりきっていることだけれども、実感として感じれたのは良かった。

  1. 短答合格の水準と論文合格の水準との大きなギャップ
  2. 判例、条文趣旨の正確な理解、記憶の必要性
  3. 書く練習の必要性

一つ目は、三つ目に書いたことと重複するが、短答試験と論述試験を合格するための知識水準には大きなギャップが存在する。特に、求められる理解のレベル、記憶の正確性、記憶した情報を引っ張り出すスピード、記憶した情報、理解に基づく事案の分析スピード、においてギャップがあると実感した。短答はふんわりとした理解でも正解に至れるし、細かい判例の規範を記憶しておく必要性も乏しいと思うが、論文はそうではなかった。

二つ目は、判例、条文趣旨の正確な理解、記憶の必要性。これは、Ankiによる継続的な反復、想起を行って対処したい。また、判例、趣旨の想起する際は併せて問題演習で出会った具体的事実関係も想起するように意識する。これにより、本番の問題の事実関係における論点抽出の正確性(過去出会った問題の事実関係と本番の問題の事実関係の一致点、相違点を認識できるようになるはず)、スピード向上が期待できると思う。

三つ目は、書く練習の必要性。まず、想像以上に腕、手首がつかれる。タイピングとは違う筋肉を使うのかな?あと、頭の中の理解を文章表現として可視化するスピードを上げる必要性がある。また、書くことを通して、自分の知識水準を客観的に認識できるのはメリットだと感じた。短答合格水準であればワンチャン受かるかもと思っていたけど、自分の知識水準の低さを今回の論文で感じることができた。

最後に、予想を書いておこう。主観との乖離がどの程度あるか3カ月後見てみたい。
憲法:F これは文句なしでFだと思う。
行政法:E 補充性ぽいこと書いたのでそれで。
民法:E 設問2が頓珍漢すぎるが、設問1のあてはめは頑張ったので。
商法:C 利益供与は否定したけど、触れてるし、兼任禁止も言及しているので何とか
民事訴訟法:F これは文句なしでFだと思う。
刑法:C 未成年の事情に触れてないし、いろいろと雑な書き方だけど、何とか
刑事訴訟法:F これも文句なしでF。
実務基礎科目:E 刑事実務はFだが、民事実務はDくらいはほしい。トータルEで
選択科目:B 一番自信がある科目。ただ、依拠性や複製の定義をしっかり書いていないのが、どれだけ響くか。あと、3問目のでき次第。
総合で1000番台前半だったら嬉しいなー。

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