令和4年予備試験:短答試験までの振り返り

短答試験までを振り返りと来年度に向けた纏めです。 
論文試験が終わって1週間が経ちましたが、中々来年に向けた勉強に取り掛かれないので、自分の学習を振り返りたいと思います。(論文試験は歯が立たなかったので、すぐに勉強始めないとダメなのですが…笑)

まず、1回目の予備試験です。学習期間は1年4カ月でした。確か、試験1週間前に基礎マスターの最終科目、行政法の受講を完了させ、過去問を全く解かない状態で挑み、見事に惨敗しました。

当時は根拠のない自身があり、「まぁ、短答はコモンセンスでいけるやろw」と思っていましたが、試験開始とともに問題を見てビックリ。問題文の単語の意味が分かりません。特に、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法。とりあえず、適当にマークシートを塗りましたが、ほとんど勘です。あとは、コモンセンス。

全科目を異常なスピードで塗り終え、余裕で20分以上残して寝てました。そして、約8000位の順位で堂々のフィニッシュ。1回目はこんな感じでした。

その後、予備試験の難しさを肌で実感し、また「20代で試験勉強の類からは距離を置きたい」と思っていたことから、焦りだし、本格的に勉強に目覚ました。

で、そこから1年で、法律科目は91点→152点までいけました。160点を目標にしていましたが、自分のポテンシャル考えるとまぁ十分かなと思います。来年は法律科目で160点は超えたいです。


短答までの1年間でした具体的な勉強方法は以下の通り。

  1. 基礎マスターの再受講(行政法以外)、残科目(商法総則、手形、実務基礎、選択科目)
    1年4カ月の勉強は何だったんだという感じですが、「既判力?」「緊急避難?」「不法領得の意思?」という状態だったので、基本的な概念の理解、記憶ができていないことに気づき、対策を考えました。
    まず、理解するための手段として基礎マスターの再受講、そして、記憶するための手段として、Ankiを使うことに決めました。
    後、記憶を維持していくためには、勉強量が必要になるので、平日の勉強時間を1時間→3~4時間に増やしました。
    確か、2021年末に基本7科目の2周目を終え、1月~2月初旬くらいで残科目の基礎マスターの受講を終えたと思います。
    この時期の基礎の構築が今年の短答合格に繋がったと思います。「最初の1年でやっとけよ」とも思わなくもないですが、ポンコツなんでしゃあないです。
    皆さんは、最初から理解・記憶するための手段と、前提となる勉強時間の確保を意識すると1年目の勉強で短答に受かると思います。
  2. 基礎マスター受講後のA、B+論点のAnkiを利用した、暗記
    理解した知識を記憶するための手段として、Anki (https://apps.ankiweb.net/) を利用しました。
    これは、たまたまTwitterで見かけた下記のブログを拝見して決めました。https://omegatoalpha.hatenablog.com/entry/2019/03/19/221546
    医師国家試験なので、司法試験とは異なるのですが、受験エリートが苦労して得たノウハウがふんだんに記載されています。
    Recallの重要性という概念は僕にとっては、新鮮で大変参考になり、現在までの勉強にも活きています。たまに見返したりしています。チョー参考になる。
  3. 短答過去問を解く
    過去問を2周解きました。本当は3周解きたかったんですが、時間が足りませんでした。
    2月の下旬から解き始めましたが、年内に1周は解いておいた方がよいかも知れないです。
    使用した教材は、短答過去問パーフェクトと判例六法です。特に活きたのが、刑法、刑事訴訟法、民事訴訟法の過去問です。

    解説は読み込むなと言われていますが、僕は結構読み込み、こまめに六法や基礎マスターテキストを開いては確認し、を繰り返していました。刑法、刑事訴訟法、民事訴訟法では役に立ちましたが、その他の科目では余り有意でなかったと思います。
    来年に向けては、過去問と成績との相関がある科目(刑法、刑事訴訟法、民事訴訟法)とそうでない科目とで、過去問との向き合い方を変えてみようと思います。

長くなりましたが、この辺で。早く来年に向けて、切り替えないとな。


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